キャリアを考える際には、
人生における5つの役割を意識して
考える必要があります。
①職業人としての役割
②パートナーとしての役割
③子供としての役割
④親としての役割
⑤社会人としての役割
◎職業人としての役割
キャリアを考える
もっとも典型的な機会は、
学生時代の就職活動時に訪れます。
その後就職してしばらくすると、
この会社でいいのか
この仕事でいいのかと、
職業人としての自分を
より深く考えるようになります。
◎パートナーとしての役割
結婚するかしないかは別にして、
誰かのパートナーであることを
意識する機会も多くあるでしょう。
パートナーの
仕事観や将来プランによって、
自身の仕事が
影響を受けることもあります。
たとえばパートナーが
海外へ転勤になった場合には、
自身のキャリアについて
考え直さざるを得ません。
パートナーの人生と自分の人生、
それぞれに折り合いをつけ、
ベストな道を
見つけていく必要があります。
◎子供としての役割
ある程度年齢を重ね、
両親が高齢化すると、
改めて自分が両親の子供なんだと
気付くタイミングが出てきます。
親の介護をどうするか?
一緒に住むのか?など、
自身のキャリアにも
影響が及んでくることを
想定しなければなりません。
◎親としての役割
親になれば、
子供のことについても
考える必要があります。
自分の人生だけでなく
子供の人生を豊かにするために
どうすればよいのか?と、
住まい、ワークライフバランス、
マネープランなどを
真剣に考え始めるのも
このタイミングかもしれません。
◎社会人としての役割
ここでの社会人は、
仕事以外の領域で、
社会に関わる者を指します。
地域コミュニティーや
ボランティア、プロボノなど、
会社を越えて
どのように社会に貢献していきたいか。
より人生を豊かなものにするには、
そのような問いも必要かもしれません。
女性の場合は、
妊娠・出産などの
ライフイベントがあるため、
複数の役割を
意識する機会が多くあります。
しかし、男性の場合は
そうした意識を持たないまま、
自身の仕事のことだけを考えがちです。
そうして、実際に問題に直面した時に
そんなこと考えてもなかったと
思い悩んでしまいます。
そのような事態を防ぐためにも、
先々のことを想定し多角的に
キャリアを考えていきましょう。