メリットとデメリットを
まとめまてみましょう。
個人事業主と法人の違い
という視点から、
メリットとデメリットを整理します。
開業届を出すだけで
事業を始められる点がメリットです。
法人には
・株式会社
・合同会社
・合名会社
・合資会社
といった種類があり、
手続き方法も違います。
毎月の社会保険の手続きなど、
個人事業主は法人よりも
事務処理が簡素となります。
また税金の申告も、
個人事業主は
基本的な簿記の知識は必要なものの
青色申告ソフトを使えば
自分で行えます。
個人事業主の方が
ずっと少ないといえます。
個人事業主の所得税は10%です。
会社員における
800万円以下の税率は一律15%なので、
所得が低ければ
法人税よりも安くなります。
複式簿記をつける必要はありますが、
最大65万円まで控除できるなどの
節税のメリットがあります。
フリーランスとして起業する場合は、
いきなり法人を設立するのではなく、
まず個人事業主から
始めるのがおすすめです。
信用が得られにくい傾向にあります。
単価が安い場合が多く、
法人より仕事を受注しやすい場合も
あります。
取引しないという企業もあり、
信用面で不利になります。
法人の方が受けやすくなります。
個人事業主の技業職は、
第三者保証を要求される場合もあります。
法人であれば、
株式の発行で資金を調達できますが、
個人事業主では
株式発行による資金調達を行えません。
事業主が負わなければならない
事業が倒産した場合に
債権者に対して
負債を全額弁済するという
無限責任を負います。
つまり、事業の資産を処分しても
負債が払えなかった場合は、
個人の財産を
弁済に使わなければなりません。
倒産しても
経営者個人に返済義務は発生せず、
株主も自分の出資金額までしか
責任を負いません。
経営者が連帯責任を負う場合は
経営者にも返済義務が生じます。
累進課税となるので、
納税額が
法人税よりも高くなります。
また、個人事業主は法人のように
給与が役員報酬として
控除できません。